村上春樹のデビュー作。
1970年、「僕」がたどるひと夏の淡い恋と友情の物語。

ジェイズ・バーを舞台に、少しだけ物憂く懐かしい夏が過ぎていく。
明るくポップなビーチボーイズのナンバーが、
夏の終わりを感じさせてすこしほろ苦い気持ちになります。

オススメのPlayList

鼠へのプレゼント

bookDJ: kame_f_no7

  • [01] カリフォルニア・ガールズ
  • [02] ベートーベン ピアノ協奏曲第三番
  • [03] ア・ギャル・イン・キャリコ

僕が鼠の誕生日プレゼントに買った3枚のレコード。たまたま入ったレコード屋で、指が4本しかない女の子と再会して購入。
1曲目の「カリフォルニア・ガールズ」は、作品全体のテーマ曲とも言えるビーチボーイズの名曲。素敵な女の子がみんな、カリフォルニア・ガールならね。。 2曲目はグレン・グールドが演奏するベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。鼠も僕も聴いたことはなかった。 3曲目はマイルス・ディヴィスのギャル・イン・キャリコ。指が4本しかない女の子が探すのに少し手間取ったとか。
レコードをもらった鼠の感想は、「はっきり言って、とても嬉しいよ」。鼠の口癖がなつかしい。。

「風の歌を聴け」の続編。
双子の女の子と暮らす僕、暗いトンネルの中に沈む鼠。

全体的に静寂と調和を感じさせる雰囲気のなか、時々出てくるビートルズの楽曲が印象的。 晩夏の残光を惜しむような、心地よくてどこか喪失感を感じさせる感覚が魅力です。

オススメのPlayList

1973年のビートルズ

bookDJ: kame_f_no7

  • [01] ペニー・レイン
  • [02] Drive My Car
  • [03] I'm Looking Through You

本作中にときどき顔をだすビートルズ。 1曲目の「ペニー・レイン」は、僕が共同経営する翻訳事務所の女の子が1日20回くらい口ずさむ曲(しかもサビ抜き)。
2・3曲目はアルバム「ラバー・ソウル」から。僕の生活に闖入してきた双子の女の子が、あるときお小遣いをためてプレゼントしてくれたアルバム。驚いた僕だったが、双子が去ったあとはひとりでラバーソウルを聴くことに。。

初期3部作の完結編。
1982年、「僕」と「鼠」の冒険が終わる。

秋の北海道で迎える青春との訣別。
終盤の哀しく穏やかな山荘での日々に、古い音楽がよく合います。

オススメのPlayList

冒険のあと

bookDJ: kame_f_no7

  • [01] 夏の日の恋
  • [02] ホワイトクリスマス
  • [03] エアメイル・スペシャル

「僕」が別荘に行きついてから、鼠に再会するまでの静謐な生活の中で聴いた曲をセレクト。
1曲目はパーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」。彼女が去った後の別荘でひとり料理を作りながら聴いた曲。
2曲目はビング・グロスビーの「ホワイトクリスマス」。すこしずつ状況を整理しはじめた僕は、圧倒的な孤独のなかでこの曲をオートリピートにして26回も聴いていた。
3曲目はベニー・グッドマンの「エアメイル・スペシャル」。納屋でギターを見つけた僕がこの曲を練習していたとき、羊男がふたたび別荘にあらわれる。。